賃貸住宅 オーナーさま訪問

街中で愛車と暮らす
レジリエントなガレージ付き賃貸住宅

江戸時代に伊達氏の城下町として発展した宮城県仙台市。当時、多くの人や物が行き交った奥州街道近隣の歴史ある街の一角に、車やバイク愛好者にとってあこがれのガレージ付き賃貸住宅が誕生しました。
オーナーさまは、昭和初期から続く家業と賃貸マンションの経営を長年続けてこられたEさま。所有する土地が都市計画道路予定地にかかり、その代替地として手に入れられたのが今回の計画地でした。
「ここは奥まった場所で店舗などには向かない土地なので、何か隠れ家的な建物をつくりたいと思いました。"支店経済都市"である仙台は転勤族が多く、高収入で良い車を所有する人も多いのですが、そんな人たちに対応できる良質な賃貸住宅が少ないと聞きました。それで今回、思い切ってガレージ付き賃貸住宅をつくってみようと考えたのです」。
おつき合いのある銀行の仲介で、ミサワホームを含めた4社が、ガレージ付き賃貸住宅のラフプランをご提案。
「今回のような賃貸住宅は、入居者を引き付けるプラスアルファがないといけないと思っていました。ミサワホームさんのプランは、ガレージ部分に大収納空間『蔵』 ^®が採用されていたり、住居部分がスキップフロアになっていたりと、一番面白そうだったんですよね（笑）。各社の提案は建物の配置もそれぞれで、そこは少し悩みましたが、車庫入れを考えたときにはシンプルな方が良いなど、総合的に考えてミサワホームさんのプランを選ばせていただきました」。

※大収納空間「蔵」は、ミサワホームの登録商標です。
※「蔵」は居室としての使用はできません。

1階に車庫を取り込んだガレージハウスが長屋式に4戸連なる本物件。広い通路を挟んで、向かい側には賃貸用ガレージ（離れ）も3台分設けました。若い頃から車やバイクがお好きで、多くの名車を乗り継いでこられたEさま。家業を継がれる前は自動車メーカーにお勤めだったそうで、Eさまならではの目線が至るところに反映されているのも本物件の魅力です。
そのひとつが防犯性を考慮した設備の採用。敷地の入口に電動シャッター付きのエントランスゲートを設け、入居者以外は敷地内に立ち入ることができないつくりに。各戸のガレージにも電動シャッターを採用し、昨今増えている盗難に備えた、高級車を安心して停められる物件にしています。

車好きの入居者に「車が身近にある暮らし」を存分に楽しんでもらえる物件にしたいと考えたEさま。玄関ホールなどから窓越しに愛車が眺められる設計は、車好きの心をくすぐること請け合いです。ガレージと住居スペースの間にはスライドドアも設置。屋外に出ることなくガレージへ移動でき、雨や雪の日の帰宅時にも重宝します。
「車好きの人は常に車をきれいにしておきたいものなので、ガレージ内に洗車に使える水栓を設けました。ミサワホームさんから提案いただいた大収納空間『蔵』 ^®は、冬用タイヤや整備用具などの保管場所として役立ててもらえそうです」。
ガレージ内にはエアコンを設置し、内装はナチュラルな木目調に。ガレージにとどまらず、日曜大工やお酒を楽しんだりもできる、"居心地"にも配慮した空間に仕上げました。
住居スペースは、ロフトのある2LDKに。ロフトに繋がる2.5階スペースなど、階段を上がるごとにワクワクするようなスキップフロア構造が特徴的です。床材や建具は木の暖かみが感じられるものを採用。各居室やお風呂も、ゆとりのある広さを確保し、ゆったりくつろげる空間を確保しています。

「車好きの人がマイホームを建てるときの理想をこの物件に盛り込みました。戸建住宅と変わらないクオリティのものをミサワホームさんに建てていただき喜んでいます」とEさま。
車やバイク、アウトドアなどの趣味を存分に楽しめ、災害への備えも万全な本物件。ミサワホームとしても貴重なモデルケースとなりました。

2011年の東日本大震災で、ご自宅や経営する賃貸マンションのライフラインが止まるご体験をされたEさま。本物件は災害時の生活インフラを盤石にしようと、太陽光発電パネルや復旧の早いLPガスを採用されました。さらに普段は電気自動車の充電に使い、停電時は車から住居への給電が可能な「クルマde給電」システム（写真左）を導入。「雨水貯水タンク」（写真右）にためた雨水は、掃除や植物の水やり、災害時の生活用水として利用できます。また、大収納空間「蔵」 ^®は、日常品の収納だけではなく、防災備蓄庫としても使用できることが魅力です。